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ミカンが丸ごとカツに!料理研究家の思い

2020年3月17日 14:22
ミカンが丸ごとカツに!料理研究家の思い

「もったいない」から生まれたミカンレシピ。ミカンを丸ごと使った「ミカンカツ」、ミカンの形を残した「ミカングラタン」。愛媛の料理研究家・門田智子さんが考えました。

フライパンに玉ねぎしめじなどを入れホワイトソースを作っていきます。そこへ大胆にミカンを投入。230℃のオーブンで焼くこと15分、ミカングラタンの完成です。

門田さん「小さい袋ごといれてますから、皮がむけないのだから食べやすいというかね。煮崩れしないからね」

続いて作るのはミカンカツ。皮をむいた温州ミカンを丸ごと薄切り豚ロースで巻きます。卵とパン粉をつけて…

門田さん「あとはもう、とんかつ作るのと同じですね」

見た目のインパクトも強い「ミカンカツ」。取材した記者が試食してみました

記者「ミカンの味がすごくするんだろうなと思っていたんですけど、豚肉とかカツの脂っこさがちょうど消える感じで…」

門田さん「正解、両方がちょうどいいでしょ」

門田さんは47年間研究を重ね、これまでに考案したミカンレシピは…

門田さん「1万点は超えました」

できない料理は無いほどとのこと。ミカンジュースで炊いたご飯で作った「みかんいなり」、牛乳ではなくミカンジュースを使った「みかんフレンチトースト」など門田さんのミカンレシピは和食、洋食、中華、スイーツ…ジャンルを問いません。

ミカン料理を始めた理由のひとつ。それは柑橘農家のこんな「嘆き」でした

門田さん「極端だけど(余ったミカンを)お山に捨てんといけんぐらい、と言いよることを聞いたことがありましてね。『いや~、もったいない』から始まって」

ほかにも…

「愛媛県だから(ミカンが)安いでしょ。そして冬になったらどなたに聞いても玄関先にだいたいミカンの箱があるんだよって、けど気が付いたら半分は腐らせてるって。もったいないよね~」

ミカンを無駄にしたくないという門田さんの思いから数々のミカン料理が生まれたのです。

門田さん「愛媛のミカンもさらにより新しい評価をしていただけることを望んでます」


【the SOCIAL trendより】