新型コロナウイルス対策で、加藤厚生労働相は、緊急の場合、規定を超えて従業員に残業をさせることができる制度を使えると述べた。

加藤厚労相は１７日朝の会見で、マスクの事業者などから従業員の時間外労働の相談が寄せられているとし、「人命や公益の観点から、緊急の業務については労働時間の延長ができる場合がある」と述べた。

規定を超える残業や休日出勤が可能だが、事業者による従業員の健康確保が前提で、労働基準監督署の許可を得る必要もある。

加藤厚労相はまた、国が保有するマスク２５０万枚を１８日までに配布するほか、メーカーから１５００万枚確保し、来週以降、医療機関などに配布すると述べた。

また、学校の休校で保護者が仕事を休む場合の助成制度について、厚労省は、企業からの申請を１８日から受け付ける予定。