群馬県では１６日、新たに１人の新型コロナウイルス感染が確認された。

感染が確認されたのは５０代の女性で、すでに医師と看護師の感染が確認されている大泉町の診療所の職員だという。この診療所での感染確認は３人目となる。

女性は、今月９日に頭痛や倦怠（けんたい）感があり、その後、ウイルス検査を行ったところ、１６日に感染が確認されたという。

群馬県は、同じ診療所で３人の感染が確認されたことなどを受け、今後、感染が広がる可能性が高いとして、厚生労働省のクラスター対策班に支援の要請をしたという。

新型コロナウイルスの感染拡大は続いていて、これまでに国内で感染が確認された人は８２０人となった。

北海道、愛知県、兵庫県で新たに４人の死亡が確認され、国内で亡くなった人は、感染が確認されていない人も含め３５人となった。

また、厚労省などによると、国内で感染が確認された８２０人のうち、エジプトのナイル川クルーズの参加者やその家族らで感染が確認された人は、今月１５日までに２７人にのぼっている。