ギリシャで聖火リレー中止「苦渋の決断」
ギリシャで12日にスタートした東京オリンピックの聖火リレーについて、ギリシャオリンピック委員会は、リレーを中止したと発表した。
スタートしたばかりの聖火リレーが中止されるという異例の事態だが、NNNの取材に対しギリシャオリンピック委員会は、新型コロナウイルスの感染拡大の懸念から苦渋の決断をしたと述べた。
12日の採火式で始まった聖火リレーは13日、スパルタ市内で行われていたが、沿道などに観客が殺到したため、新型コロナウイルスの感染リスクを考慮し、中止を決めたという。
また19日、首都アテネで開かれる日本側への聖火引き継ぎ式について、ギリシャオリンピック委員会は、予定通り実施するものの、無観客で行うと発表した。
それまでギリシャ各地を回る予定だった聖火リレーは、すべて取りやめるという。