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NY株2352ドル安 過去最大の下げ幅

2020年3月13日 7:36

12日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、新型コロナウイルスをめぐる懸念から再び暴落し、2352ドル安で取引を終えた。下落率はおよそ10%で1987年以来の大きさとなる。

12日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前日の終値から2352ドル60セント安の2万1200ドル62セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も750.25ポイント下げて7201.80で取引を終えている。

新型コロナウイルスをめぐりトランプ大統領がイギリスを除く、ヨーロッパ全域からの入国制限を発表し、この日も朝方から株価は暴落した。取引開始からわずか5分で下げ幅が一定基準を超えたため、自動的に取引が15分間停止された。取引再開後も株価は下げ止まらず、終値では2352ドル安と過去最大の下げ幅で取引を終えている。

今週、月曜日に続き2000ドルを超える下げ幅となる異例の事態。また、下落率はおよそ10%でこれは1987年に世界的に株価が大暴落したブラックマンデー以来の大きさとなる。ちょうど1か月前に過去最高値をつけたダウ平均だが、新型コロナウイルスへの懸念からこの1か月で、8350ドルあまりも値を下げた。

市場関係者は「ここまで下げると買い注文も入りそうだが、新型コロナウイルスをめぐる懸念が解消されない限り投資家心理は上向かないだろう」と話している。