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台風15号半年…千葉一部で生活再建進まず

2020年3月9日 18:15
台風15号半年…千葉一部で生活再建進まず

去年9月、千葉県を中心に大規模な停電や建物の損壊などをもたらした台風15号の上陸から3月9日で半年だが、依然、被災地の一部では住民の生活再建が進んでいない。

千葉県鋸南町では、全世帯の約7割にあたる2500世帯が被災した。半年たった今も、ブルーシートで応急処置しただけの住宅が多く見られる。業者不足などの理由で、修理が進んでいないという。

自宅が被災した井高さん「あれみんな台風の雨漏りだよ。(カビですか?)そうだね」

雨漏りが原因のカビが夏に向けて再び増殖し、住民に健康被害が出ることも心配されている。

一方、市原市では、ゴルフ練習場の鉄塔が倒れ、複数の住宅が下敷きになる被害があった。市原市によると、先月20日から、被害を受けた住宅のうち8棟の解体作業が全額公費で始まり、今月中に終わる予定。

ゴルフ練習場側は去年11月に会見を開き、練習場を更地にして売却して、被害にあった住民の補償にあてることを明らかにしていたが、まだ土地は売却されず、具体的な補償内容は決まっていないという。