安倍首相の友人が理事長をつとめる加計学園・岡山理科大学の獣医学部の入学試験で、韓国人受験生全員が不合格にされたとの疑惑が報じられたことを受けて、萩生田文部科学相は事実関係の確認を求めたことを明らかにした。

参議院の予算委員会で立憲民主党の石川議員は、５日、発売の週刊誌が、去年１１月に行われた学校法人加計学園・岡山理科大学の獣医学部獣医学科の推薦入試で、韓国人受験生全員の面接試験を一律０点にし、不合格にしていたと報じたことについて萩生田文科相に事実関係をただした。

萩生田文科相「昨日、文部科学省としては岡山理科大学に対して推薦入試の状況や、報道されている事実関係等含めて確認を求めたところであり、速やかな回答を求めていきたいと考えております」

萩生田文科相は、また、一般論として、出身地域などを理由に取り扱いに差を付けることは不適切との考えを示した。

一方、加計学園は日本テレビの取材に対し、文書で回答した。「入学選抜試験は一貫して適正に実施している」として、今年度、５日までに行われた複数の選抜試験で獣医学科を受験した韓国人のうち４人が合格していることを明らかにした。