タイで自衛隊が邦人を保護し避難させる訓練
タイで行われている多国間軍事演習の一環として、自衛隊は29日、政情が不安定化した国から日本人を保護し避難させる訓練を行った。
訓練は、アメリカ軍とタイ軍が主導する東南アジア最大規模の多国間軍事演習「コブラゴールド」の一環として、タイ中部の海軍航空基地で実施された。
政情が不安定化した海外の国から在留する日本人を脱出させることを想定したもので、保護した日本人を自衛隊の輸送機で避難させる訓練などが行われた。
訓練には自衛隊員や現地に住む日本人など、およそ240人が参加したが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、訓練の前には参加者の体温を測るなどの対策がとられた。