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NYダウ7日続落 一時1085ドル超下落

2020年2月29日 8:30

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、米・ニューヨーク株式市場ダウ平均株価の下落が止まらない。今週の下げ幅は3500ドルを超えた。

28日のダウ平均株価は、前の日の終値から357ドル28セント値を下げ、2万5409ドル36セントで取引を終えた。

メキシコで初めて感染者が確認されるなど新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が止まらないことで、この日も朝方から大幅に売られ、下げ幅は1085ドルを超える場面もあった。

ただ、FRB(=連邦準備制度理事会)のパウエル議長が「景気を下支えするため、適切に対応する」との声明を出し、追加の利下げを示唆したことなどで最終的には下げ幅を縮小して取引を終えている。

ダウ平均は7営業日続落で、今週の下げ幅は3500ドルを超えた。市場関係者は「下落の勢いは2008年のリーマンショック以来の状況だ」と話している。