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NYダウ過去最大の下げ幅 1190ドル安

2020年2月28日 8:38

27日の米・ニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念から引き続き大きく売られ、ダウ平均株価は1190ドル下げて取引を終えた。これは過去最大の下げ幅。

27日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から1190ドル95セント値を下げ、2万5766ドル64セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も414.30ポイント下げて8566.48で取引を終えている。

前の日の取引終了後に、アメリカで初めて感染経路がわからない新型コロナウイルスの感染者が確認されたことで、アメリカ国内での感染拡大への懸念が強まった。また、マイクロソフトが感染拡大の影響で業績見通しを下方修正したことで大きく売られたほか、新型コロナウイルスが世界経済に与える悪影響が相次いで出てきたことで、売りが加速した。

この日のダウ平均株価は過去最大となる1190ドル安で取引を終え、今週に入ってからの下げ幅は3200ドルを超えた。

市場関係者は「企業業績への具体的な悪影響が出ていることで、投資家心理が冷え込んでおり、東京市場への影響も避けられないだろう」と話している。