×

コロナ対策 飲み会・授業もリモートで…

2020年2月28日 18:53
コロナ対策 飲み会・授業もリモートで…

新型コロナウイルスの感染リスクを減らすため、在宅で勤務するリモートワークに切り替える企業も増えている。そんな中、仕事以外でも、リモートで感染対策をしながら、さまざまな取り組みが行われていた。

    ◇

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、社員にリモートワークを呼びかけている「Phybbit」。

社員「本当はお伺いしたいと思っていましたけど、こういう状況なのでリモートで失礼させていただきます」

自宅にいる社員や取引先などとビデオ会議をしていた。政府が新型コロナウイルス対策として呼びかけた、テレワークやリモートワークといった在宅勤務は、インターネットでも大きな話題に。

ネットの声「めっちゃいいな、通勤のストレスないし」「できない仕事もある」「リモートで授業したらいいのに」

感染のリスクを減らすためリモートを活用した、さまざまな取り組みがいま注目されている。その取り組みとは――?

    ◇

街で話を聞くと――。

Q.新型コロナウイルスの感染拡大について

「(外で仕事をしている)主人を通して感染ウイルスもらってきちゃうのではと心配」「満員電車に乗って通勤しなきゃいけないので、それが心配」

「Phybbit」でも、社員のこうした不安を解消するため、リモートワークをすすめているという。そして、新型コロナの影響で、ネットをつかったリモートセミナーを開催することにした。

Phybbit 大月聡子CEO「コロナウイルスとか自粛モードで泣き寝入りというよりは、新しいチャンスとしていろいろなトライをしていこうと思います」

さらに、リモートの活用はここまで発展!「今年の弊社新年会は、リモート飲み会となりました」と投稿した男性の自宅を訪ねた。

都内でAI関連の会社「QuantumCore」を経営する秋吉信吾さん(34)。今週、飲食店で社員と新年会を企画していたが中止。そこで、リモート飲み会を行うことにしたという。

午後6時、酒とつまみを手に、別の部屋へと移動した秋吉さん。パソコンを起動すると…画面の中には5人の社員の姿が。自宅で始まった、リモート飲み会。趣味や家族の話で盛り上がり、普段の飲み会で恒例だという社員のヨーヨーが披露される場面も。

リモートにすることで、感染リスクを減らそうとする会社がある中…その動きは学校でも。

ネットを活用した通信制の高校では、ネットコースのほかに通学コースも設置されていて、普段構内は多くの生徒でにぎわっている。

しかし、この日、キャンパスにいたのは職員や講師だけ。25日からリモート授業に切り替えた。授業には500人以上が出席していた。

生徒に話を聞くと――。

N高等学校2年生 イースターウッド海歌さん「先手を打って家からの授業にして、生徒のことを考えてくれているのかなと」「学校ではみんなと話しながらとか、そういうコミュニティー要素が減って残念」

パソコンは入学時に全員が購入していて、普段からネットを使った授業があるため、スムーズに移行できたというリモート授業。少なくとも来週までは続ける予定で、臨時休校にはしないという。

リモートの活用は、今後もさまざまな分野で広がりを見せそうだ。