クルーズ船乗員の下船始まる
新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から乗員の下船が始まった。検査の結果「陰性」だった乗員は埼玉県の施設に滞在する。
厚生労働省などによると神奈川県の横浜港に停泊中の「ダイヤモンド・プリンセス」の乗員のうち、検査で陰性が確認されたおよそ240人の下船が、27日から始まった。
27日に下船した乗員とその荷物は、大型バスや自衛隊のトラックによって午後、埼玉県和光市の税務大学校に到着した。
移動した乗員は、それぞれ、陽性が確認された人との接触がなくなり感染のおそれがなくなった日を起算日として14日間、施設に滞在してもらい、再度検査で「陰性」が確認されれば出国できるという。