サンダース氏“総攻撃”米民主党TV討論会
アメリカ大統領選に向けた野党・民主党の有力候補によるテレビ討論会が25日、開かれ、現在、トップを走る急進左派、サンダース候補への攻撃が相次いだ。
候補者選びでは過去3戦を終え、サンダース候補がトップに立っている。今週末に第4戦が行われる南部サウスカロライナ州でCBSニュースが主催したテレビ討論会では、他の候補から「サンダース候補ではトランプ大統領には勝てない」などと攻撃が相次いだ。
ブルームバーグ候補「ロシアのプーチン大統領はトランプ氏が大統領だと都合がいい。だから彼はあなたを支援している。つまりあなたはトランプ氏に負ける」
ウォーレン候補「私はサンダース候補よりいい大統領になる。彼の計画はどう実現するのか説明がない」
また、サンダース候補が掲げる公立大学の無償化などの政策には、財源が示されていない、などの批判も相次いだ。
第4戦が行われるサウスカロライナ州では、有権者の6割を占める黒人の動向がカギを握る。事前の調査では黒人有権者から高い支持を受ける前副大統領のバイデン候補をサンダース候補が追い上げる展開となっている。
また、来月3日の「スーパーチューズデー」では、14の州で一斉に予備選挙が行われ、トランプ大統領の対抗馬を決める候補者選びはヤマ場を迎える。