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編入試験から…ユーチューバーがプロ棋士に

2020年2月25日 23:05
編入試験から…ユーチューバーがプロ棋士に

25日、将棋会館で棋士編入試験の対局が行われ、ユーチューバーの男性が勝利し、新たなプロの棋士が誕生した。

30歳の折田翔吾さんは、プロ棋士養成機関にあたる奨励会を26歳のときに年齢制限で退会となり、一度はプロへの道を絶たれていた。その後、YouTubeで将棋解説をするなどしていたほか、アマチュアも参加する棋戦でプロ相手に勝利を重ね、棋士編入試験を受けていた。

25日、勝てば合格となる一局で迎えた相手は、史上2番目の若さで八大タイトル挑戦者となった本田奎五段。対局開始から約8時間後、本田五段が投了し、折田さんのプロ入りが決まった。編入試験でのプロ入りは史上2人目。

折田翔吾さん「YouTubeの視聴者の方に応援していただけたり、そういうモチベーションが(勝利の要因として)大きい」「1回挫折したけれども、そこであきらめずにがんばっている姿に勇気をもらえるといったメッセージをいただいたことがあって、(自分が)そういう存在でいられたら」

4月から折田四段としてプロの棋戦を戦いながら、動画の投稿も続けるという。