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軽症は自宅療養を 感染拡大防止へ基本方針

2020年2月25日 13:50
軽症は自宅療養を 感染拡大防止へ基本方針

政府は「新型コロナウイルス」の感染拡大を防ぐため、症状が軽い場合は自宅で療養を求めるなど、国民がとるべき行動などを盛り込んだ対策の「基本方針」を決定した。

安倍首相「感染の流行を早期に収束させるために極めて重要な時期となります。国や地方自治体、医療関係者、事業者、国民が一丸となって新型コロナウイルス感染症対策をさらに進めていくため、今般、政府として基本方針を取りまとめました」

政府が25日に決定した基本方針は、「感染拡大のスピードを抑制すること」などを目的としていて、具体的には、発熱などの風邪の症状がある場合は仕事を休み、外出を控えたり、企業などに対して時差出勤やテレワークを強く呼びかけたりしている。また、重症の人への医療体制を確保するため、症状が軽い人は、まずは自宅で療養するよう求めている。

イベントの開催については、一律自粛するよう要請はしないものの、開催の必要性について改めて検討するよう求めている。

安倍首相は、集団感染が発生している自治体を支援する対策チームを編成し、北海道には25日に派遣すると述べた。