厚労相 抗インフル薬「アビガン」で治療へ
22日朝、読売テレビの報道番組に出演した加藤厚労相は、「新型コロナウイルス」の感染者に対して新型インフルエンザ治療薬「アビガン」を使った治療を試験的に行うことを明らかにした。
加藤厚労相「アビガンをはじめとした様々な薬について、(薬が)効くかどうかしっかり確認をして、効くのであればただちに、いろんな症状に、適用できる症状に使っていきたい」
加藤厚労相は、22日朝の読売テレビの番組で「新型コロナウイルスの治療薬は確定していない」とした上で、海外の研究で一定の効果があるとされた新型インフルエンザ治療薬「アビガン」を試験的に使用する方針を明らかにした。
そのための手続きを行った上で、数日以内に使用を開始し、効果が確認されれば、広く医療機関で使用できる環境をつくりたいとしている。
また、番組終了後、取材に応じた加藤厚労相は、新型コロナウイルスに対応するための医療体制や国民がどのように行動すべきかといった基本的な「対処方針」を25日にも公表すると述べた。