新型コロナウイルスの感染が東京都内でも広がっていることを受け、都は主催する大規模なイベントについて、２２日から３週間は原則、中止や延期すると発表した。

東京都は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、２２日から３週間は、都が主催する屋内でのイベントで、大規模なものや食事を提供するものについては、原則、中止や延期する。屋外のイベントでも食事を提供するものは原則、中止や延期にする。

ただ、入学試験や卒業式など延期が難しい行事については、感染防止の対策をとった上で実施を認めるという。

一方、都の対策会議では、感染者の治療にあたっている医師が医療現場の現状を説明した。

医師によると、クルーズ船の感染者に加え、市中で感染した患者も増えてきていることから、感染症病床の収容能力は上限にきていて、「新たな集団感染が発生した場合は、かなり厳しい」と指摘した。そのため、軽症の人は一般の医療機関で治療するなど、分業体制を早期に進めてほしいと要望した。