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A太郎・鯉八・伸衛門、新真打ちに意気込み

2020年2月20日 19:06
A太郎・鯉八・伸衛門、新真打ちに意気込み

今年5月に新真打ちに昇進する落語家の昔昔亭A太郎(36)、瀧川鯉八(38)、桂伸三改め桂伸衛門(37)が20日、都内で行われた取材会で真打ちへの意気込みなどを語った。
 
現在、都内の寄席で真打ち昇進襲名披露興行中の講談師の神田伯山(36)らと同じユニット「成金」で切磋琢磨した間柄で、3人が所属する落語芸術協会の春風亭昇太会長(60)は「新たな真打ちが3人、誕生します。本人たちも一生懸命やると思いますので、よろしくお願いします」と期待を寄せた。
 
「(落語)史上初の“アルファベット真打ち”を目指す」と笑わせたA太郎は、芸名にアルファベットが入っているという特異な名前を武器に「成金は11人もいたので、人と被らないようにしようとか、考えてやっていたのでライバル的な意識が強いと思います。負けないように頑張りたいと思います」と意気込みもしっかり。古典落語と新作落語で両刀を目指す。

鯉八は「二つ目のうちにパッと世の中に出たいと思っていたのですがなれなかったので、真打ちがチャンスだと思う」と色気を見せ「新作落語だけやっているのは、僕だけです!これからも血へどを吐いて落語を作っていきたいと思います」と創作意欲をむき出しにした。

古典落語に取り組む伸衛門は「寄席が好きなので、早くトリが取れる芸人になりたいと思います。トリじゃなくても、よかったなと思える芸人になりたい」と位置づけを明確にし、「(成金メンバーが)10年後にはうちの協会の寄席の中心になってお客さんを呼び、20年後には落語界の代表になって、30年後には日本のエンターテインメントの中心になるように精進したいと思います」と夢を掲げた。

真打ち昇進披露興行は5月1日、東京・新宿末広亭で始まる。