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クルーズ船の2人死亡 入院中エイズ治療薬

2020年2月20日 18:35
クルーズ船の2人死亡 入院中エイズ治療薬

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で新型コロナウイルスに感染したことが確認された日本人の男女が死亡した。クルーズ船の乗客が死亡したのは初めて。

厚労省の会見「80歳代、性別男性。死因、新型コロナウイルス。80歳代、性別女性。死因は肺炎」

厚生労働省は、クルーズ船の乗客で感染が確認された神奈川県の80代の日本人男性と東京都の80代の日本人女性が、20日、亡くなったと発表した。

女性は重症化するような持病はなく、死因は「新型コロナウイルス」によるとみられる肺炎。一方、男性には気管支ぜんそくなどの持病があり、死因は「新型コロナウイルス感染症」だという。国内ではこれまでに神奈川県の女性1人が死亡したが、死亡の原因が「新型コロナウイルス」と診断されたのは初めて。

2人には入院中、エイズ治療薬が投与されたという。2人はそれぞれ今月5日と10日に症状が出ていて、感染したのは、船内で乗客の隔離措置がとられた今月5日より前とみられている。

また、厚生労働省は、ダイヤモンド・プリンセスの中で事務作業をしていた厚労省の男性職員1人と、内閣官房の男性職員1人の感染を確認したと発表した。2人は同じチームで仕事をしていたという。