クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスで、新型コロナウイルスに感染したことが確認された８０代の乗客の男女２人が死亡した。

国内ではこれまでに神奈川県の女性１人が死亡しているが、クルーズ船の乗客が死亡したのは初めて。

厚生労働省の関係者によると、クルーズ船の乗客で感染が確認された乗客２人が亡くなったという。８７歳と８４歳で１人は男性、もう１人は女性だという。ダイヤモンド・プリンセスでは１９日までに６２１人の感染が確認され、このうち、２８人が重症となっていた。

一方、検査で陰性だった乗客の下船は２０日も進められている。およそ５００人が船を下りる予定で、うち半数は外国人だという。船を出る直前にも発熱や体調悪化がないか、検疫官が改めて調べるという。

下船した乗客「精神的にだいぶ疲れたのでほっとしております」「まだなんとなく不安というかお墨付きはいただいたんだけど」

「陰性」の乗客の下船は２１日まで続く見込みだが、同じ部屋に感染者がいた人などはさらに数日、船に残るという。