「桜を見る会」の前日に開かれた安倍首相の後援会の夕食会をめぐり、野党側は、１８日に引き続き、首相の答弁がホテル側の説明と食い違っていると主張して、「虚偽答弁ではないか」と追及した。

食い違いは「営業の秘密にかかわる」とホテル側が説明したかどうかなどだが、菅官房長官は安倍首相はホテル側に確認を取った上で答弁していると強調した。

立国社・会派、山井和則議員「『全日空ホテルに確認したところ…』と言いながら、全日空ホテルが言ってないことを言うのは虚偽答弁じゃないですか」

菅官房長官「２月１７日の予算委員会で（安倍首相が）答弁した内容については、全てホテル側に確認をとった上でお答えをしたものであります」

立国社・会派、山井和則議員「本当にこれ、ＡＮＡホテルが本当に言ったんですか。書面では否定してますよ」

菅官房長官「総理が答弁したことが正しい、そう言ってることじゃないですか」

山井議員は納得せず、安倍首相の答弁とホテル側の回答のどちらが正しいのか、統一見解をまとめて委員会に提出するよう求めた。

一方、立憲民主党の安住国対委員長は自民党議員が“もう当該ホテルは使わない”などと発言していると主張して「圧力と受けとめられかねない」と抗議した。これに対し、自民党の森山国対委員長は「謙虚に受けとめたい」と述べた。