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“新型肺炎”を「COVID-19」と命名

2020年2月12日 12:09

WHO(=世界保健機関)は11日、新型コロナウイルスによって引き起こされる肺炎などの病状について「COVID-19」と名付けたと発表した。

「COVID-19」の「COVID」は、英語の「コロナウイルス」と「病気」を略したもので、「19」は最初の感染が確認された2019年を意味するという。

風評被害を防ぐため、武漢市などの地名や動物の名前などは使わなかったとしている。テドロス事務局長はワクチンの開発に18か月かかるとの見通しを示した上で、「今できる全ての対策をとる必要がある」と述べた。

一方、中国の衛生当局によると、中国本土で新たに97人が亡くなり、死者の合計は1113人となった。中国では湖北省以外の地域で感染拡大のペースが鈍っているとの見方がある一方、中国当局は今後1週間程度は地方から大都市への人の移動が続き、およそ1億6000万人が移動する可能性があるとして警戒を強めている。