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中国の専門家ら 潜伏期間「最長で24日」

2020年2月11日 1:41

新型コロナウイルスについて、中国政府の専門家チームのトップ・鍾南山氏らは、ウイルスの潜伏期間が「最長で24日だった」などとする論文を発表した。

鍾南山氏がほかの研究者らと共同で発表した論文では、潜伏期間の統計上の中央値は3日だったとする一方で、最も長い場合には24日に及ぶケースもあったとしている。

ただ、研究者の1人は中国メディアの取材に対し、潜伏期間が24日に及んだ例は「あくまで個別の事例だ」と説明している。

一方、習主席は10日、北京市内で感染予防の取り組みなどを視察し、「この人民戦争に勝利しなければならない」と強調した。マスク姿での視察風景を国民に見せることで、初動の遅れなどに対する政府への批判や不信感を抑えたい狙いもあるとみられる。