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チョコで女性を守る「サポチョコ」を知ろう

2020年2月7日 16:51
チョコで女性を守る「サポチョコ」を知ろう

知っておきたいデータや情報をひもとく「input」。今回は「#サポチョコ」を紹介。日本テレビ国際部・滝沢早織記者とともに解説する。

――バレンタインデーを控えて、デパートなどでは特設コーナーもできています。そんな中、世界の女の子をチョコでサポートするサポートチョコという取り組みがあるんです。松屋銀座と国際NGO「プラン・インターナショナル」、そして、読売新聞が運営する女性向けサイト「大手小町」3社の共同企画で、5日にオープンした松屋銀座のバレンタイン特設会場内にこのサポチョコのコーナーがもうけられています。

このチョコレートの売り上げの一部が、寄付にあてられます。世界中で、差別や偏見を受け、有害な慣習の犠牲になる女の子たちを守る活動です。また、教育支援などを通じて、地域や次の世代のリーダーとなるような女の子を育成する活動に使われるということなんです。

滝沢記者:サポチョコのサポはサポートなんですか。

――サポートのサポで、それで「サポチョコ」ということなんだそうです。

ちなみに、世界銀行の報告によると、女の子が1年長く教育を受けると、その子が将来得る収入が約11%増えるということです。また、ユニセフによれば、すべての女性が中等教育を終了すれば、5歳未満児の死亡率は約49%減り、1年で約300万人の命を救うことができるという情報もあります。

滝沢記者:一見、女子教育と死亡率はなかなか結びつきにくいように感じますが、例えば母乳で、エイズが感染してしまうっていうことを学べると学んでないでは大きな差が出てきますよね。

――そうですね。それだけ教育ってすごく大事なんですよね。そして、気になるのは、そのチョコレートの味と思うんですが、これが例えば、このような「ぶどう山椒(さんしょう)」のように山椒を使ったチョコレートや、また「ジンジャー」と書いてありますが、チョコレートにしょうがを組み合わせています。いかがでしょう。

滝沢記者:チョコレートを食べない人も興味がわくような、バリエーション豊かな味なんでしょうね。

――そうですよね。食べたことがないから試してみたい気持ちも高まりますよね。また、この「サポチョコ」に出品しているチョコレートメーカーも、より質の高いカカオの生産のために現地で農業指導や、技術指導を行うなど、産地と生産者に寄り添う活動をしています。極力パッケージを簡素化して過剰包装をなくすなど、それぞれにソーシャルグッドな取り組みをしていこうということなんです。

滝沢記者:実際に寄付を行うとなるとなかなか難しかったりもしますが、何かを買うことで、実は寄付につながっているというのは、とてもいい取り組みだと思いました。

――身近な支援からはじめるのもいいかもしれませんね。


【the SOCIAL inputより】