新型コロナウイルス感染の拡大を受けて中国・武漢から帰国を希望する日本人とその家族らを乗せた政府のチャーター機第４便が７日午前、羽田空港に到着した。

外務省によると、このチャーター機では、武漢市のある湖北省に残された日本人に加え、中国籍の配偶者や、その子供ら１９８人が到着した。日本国籍の人が１１９人、中国国籍が７７人、台湾籍が２人乗っており、そのうち５１人は６歳以下の子供だった。関係者によると、機内には１人、具合の悪い人がいたという。

菅官房長官は「帰国後２週間は外出を控えていただく」と説明した一方、「帰国を希望する大部分の方の帰国が実現した」と述べた。

しかし、現地には数人の帰国希望者がまだ残っているということで、あらゆる手段を使っての帰国を模索する方針。

今回到着した人はこれまでと同様に、症状のある人は救急車で医療機関に運ばれ、症状のない人もバスで国立国際医療研究センターへ向かい、検査を受ける予定。