3本目の滑走路…成田空港の拡張計画を許可
国土交通省は、千葉県にある成田空港に3本目の滑走路を新設することなどを柱とする拡張計画を許可した。完成すれば、発着回数がおよそ1.7倍増加する。
国土交通省は31日、成田空港の機能強化のため、空港会社から出されていた滑走路新設などの申請を許可することを決めた。
現在、成田空港は長さ4000メートルのA滑走路と、長さ2500メートルのB滑走路の2本の滑走路を使って航空機の発着が行われている。
空港会社によると、今後3本目となる長さ3500メートルの滑走路を新設するほか、B滑走路の長さを1000メートル伸ばして3500メートルにする工事を行い、2028年度末の完成を目指すという。
完成すれば、成田空港の年間発着回数は今の30万回から最大で50万回に増え、増加が見込まれる外国人旅行者にも対応できる見込み。