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防衛相と会談 秋田県知事“受け入れ困難”

2020年1月31日 21:52
防衛相と会談 秋田県知事“受け入れ困難”

国が計画している地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備を巡り、河野防衛相と秋田県の佐竹知事が初めて会談し、佐竹知事は受け入れは困難との認識を示した。

防衛省は当初、秋田県の新屋演習場への配備を計画したが、前提となる資料にずさんなミスがあったことなどから、地元の反対は強まっている。

このため防衛省は、新屋演習場を含む20か所の候補地でインフラ環境などを再調査している。

会談で佐竹知事は、新屋演習場への配備は「理解できない」として、受け入れは困難だとの認識を直接伝えた。

秋田県・佐竹敬久知事「新屋(での受け入れ)については、県としてもこれを理解する状況には至らない」

河野防衛相「新屋を含む20か所、再調査をまずしっかりやらせていただいて、本当の意味でのゼロベースでしっかり検討して参りたい」

河野防衛相は、地元が求める住宅地との距離は「非常に重要な考慮要素」だとしたうえで、新屋演習場を自ら視察する意向も示した。