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ダウ小幅高 アップル好決算などが相場支え

2020年1月30日 8:25

29日の米・ニューヨーク株式市場は好決算を発表したアップルなどが相場の支えとなり、ダウ平均株価は小幅に上げて取引を終えている。

29日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から11ドル60セント値を上げ、2万8734ドル45セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も5.48ポイント上げて、9275.16で取引を終えている。

この日は、アップルが前の日の取引終了後に発表した決算内容が市場予想を上回ったため、朝方から大きく買われ、相場をけん引した。午後にFRB(=連邦準備制度理事会)が市場の予想通りアメリカの政策金利の維持を発表すると、さらに買われる場面もあった。

しかし、その後、パウエル議長が会見で新型コロナウイルスの影響に言及すると、感染拡大への懸念が改めて意識され、ダウ平均は上げ幅を縮小して取引を終えている。

市場関係者は「あす以降も主要企業の決算発表が続くため、企業業績を注視する展開となるだろう」と話している。