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自力で階段上り下り!配達ロボット実験公開

2020年1月30日 21:26
自力で階段上り下り!配達ロボット実験公開

増え続ける再配達などの問題に役立てようと、階段を自力でのぼって荷物を配達するロボットの実験が公開された。

日本郵便とアメーバエナジーが行った30日の実験は、マンションなどの集合住宅を想定して行われた。配達員が荷物を届けに来ると、ロボットがマンションの入り口で荷物を受け取る。自力で階段を上って部屋の前に荷物を置くと、配達の証明として、荷物の写真を撮影し、受取人に通知する。

このロボットは増え続ける再配達や人手不足の問題を解消するために開発されたもの。キャタピラー部分が柔らかい素材でできていて、形を自由に変えながら、階段を上り下りすることができるようになった。こうした特性を生かして、さまざまな分野での活躍が期待されている。

アメーバエナジー・青野真士社長「警備とか巡回とかを人に代わって行うですとか、階段を掃除するとか、そういった様々な用途が階段を上る縦方向に移動できるっていうことで広がってくる用途があると思ってますので」

開発者は2021年頃を目指して製品化を進めたいと話している。