×

感染拡大めぐり 鈴木宗男議員が現状ただす

2020年1月30日 14:45

国会では、新型コロナウイルスによる感染拡大をめぐり、日本維新の会の鈴木宗男議員は、国が強制的な措置を取ることができない現状についてただした。

政府は先日、新型コロナウイルスによる感染症を指定感染症とする政令を閣議決定した。指定感染症に指定されると感染者に入院を勧告した上で、従わなければ強制的に入院させることも可能となる。

ただ、閣議決定から政令の施行までは10日間の周知期間が必要とされていて、来月7日まで強制的な措置をとることはできない。

こうした現状について日本維新の会の鈴木議員は「なぜ早くできないのか」などとただした。

これに対し、安倍首相は「強制性について憲法との関係を審査するのに、これだけの日数が必要だというのが法制局の見解だ」と説明した。その上で「入院を促すなどできる限りのことをしていきたい」と強調した。