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前日の大幅売りの反動で…ダウ187ドル高

2020年1月29日 8:24

28日のニューヨーク株式市場は前の日に大きく売られた反動で、買いが優勢となり、ダウ平均株価は190ドル近く値を上げて取引を終えた。

28日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から187ドル05セント値を上げ、2万8722ドル85セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も130.37ポイント上げて、9269.68で取引を終えている。

前の日に、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて大幅に売られた反動で、この日は、朝方から買いが先行した。アメリカが中国への渡航の警戒レベルを引き上げるなど、感染拡大への対策が出たことも、警戒感を和らげる要因となった。

一方、決算発表で利益が市場予想を下回った化学・事務用品大手の「3M」や製薬大手の「ファイザー」が大幅に売られ、相場の重荷となった。

市場関係者は「ダウ平均は前の日の下げ幅の半分も取り戻していない。引き続き、新型コロナウイルスへの懸念はくすぶり続けるだろう」と話している。