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首里城火災「出火原因特定至らず」捜査終了

2020年1月29日 18:13

沖縄県の世界遺産・首里城で正殿などが全焼した去年10月の火災について、警察は「出火原因の特定には至らなかった」として、捜査を終了した。

消防と合同で現場検証を行った警察は、火元とみられる首里城正殿の北東部分の焼け跡から回収した電気配線の残骸などの鑑定を進めてきたが、29日、「出火原因の特定には至らなかった」との結論をまとめ、一連の捜査を終了した。

火災の高熱で配線の溶け方が激しく、出火につながるような電気のショートがあったのかどうか、判別できなかったという。

また、首里城公園内の防犯カメラの映像の解析結果などから、放火などの犯罪にあたる事実は見当たらない、とも結論づけた。