ロシアで日本人男性が一時拘束
ロシア外務省は27日、日本人男性が先月、ロシア軍に関する機密書類を受け取ろうとした疑いで一時拘束されていたことを明らかにした。
この日本人男性は共同通信の記者でジャーナリストのビザで入国し、先月25日、極東・ウラジオストクでロシア軍の能力に関する機密書類を受け取ろうとしたスパイ容疑で一時拘束され、その後、ロシアを出国したという。
これを受け、ロシア外務省はモスクワにある日本大使館関係者を呼び出し抗議した。
ロシアをめぐっては、先週、ソフトバンクの元社員が、自社の機密情報を不正に取得した疑いで逮捕され、情報を在日ロシア通商代表部の職員に提供したとみられている。
警視庁公安部はロシア側に職員らの出頭を要請しており、今回の発表は、それに対抗したものとみられる。