衆議院の予算委員会は、午後から野党議員が質問に立ち「桜を見る会」をめぐる問題などについて安倍首相を追及している。

野党系会派の江田議員は、安倍首相が桜を見る会に地元後援会関係者を多数招待したことを厳しく追及した。

立国社（会派）・江田議員「普通、常識、モラルを持った総理大臣であればね、しかも８００人ですよ。普通呼ばないでしょ。常識で考えてください。それを聞いて、なぜそれを呼ばれたんですか」

安倍首相「招待基準が曖昧だったためにですね、歴代内閣においても、地元の方々の出席はあったわけでございます」

立国社（会派）・江田議員「ほかの人はいいんですよ。ほかの人がやってるから自分もやっていいということじゃないでしょ」

安倍首相「私の事務所においてはですね、内閣官房からの依頼に基づき、後援会の関係者を含め、地域で活躍されているなど、桜を見る会への参加にふさわしいと思われる方をはじめ、幅広く参加希望者を募り、推薦を行ってきたところでございます」

一方、去年の参議院選挙の前に、自民党の河井案里参院議員と夫の河井前法相の政党支部に党本部からあわせて１億５０００万円が振り込まれたことについて、安倍首相は「一般論として言えば何ら問題はない」と述べた。

また、カジノを含むＩＲ汚職事件に関連して逮捕された秋元司議員から候補地の選定などについて「頼まれたことはない」と述べた。さらに中国企業との面識も「一切ない」と否定した。