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金委員長の叔母・慶喜氏 6年ぶり健在確認

2020年1月26日 15:16

北朝鮮の金正恩委員長の叔母で、夫が国家転覆を謀ったとして処刑されて以降、動静報道が途絶えていた金慶喜氏の健在が、約6年ぶりに確認された。

26日付の朝鮮労働党の機関紙・労働新聞は、金委員長が25日、旧正月の記念公演を観覧し、金慶喜氏も同席したと伝えた。1面の写真では、李雪主夫人の隣に座る姿が確認できる。

金慶喜氏は故・金正日総書記の妹で、党の要職も務めたが、夫の張成沢元国防副委員長が国家転覆を謀ったとして2013年12月に処刑されて以降、動静報道が途絶えていた。健在が確認されたのは、夫の処刑の3か月前に軍事パレードに出席して以来、約6年ぶり。

25日の公演では、金委員長夫妻に加え、妹の与正氏、叔母の金慶喜氏と、親族がそろって観覧する姿をアピールしていて、アメリカとの非核化交渉が行き詰まる中、国内の結束を図る狙いもありそうだ。