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東京五輪まで半年 都内ホテル「もう満室」

2020年1月24日 18:49
東京五輪まで半年 都内ホテル「もう満室」

東京オリンピックの開幕まで24日で半年。チケットの抽選販売は終了し春からは店頭での販売が始まる。都心では満室のホテルが出る中、東京から離れたホテルでも、宿泊を呼びかけはじめているという。

名古屋市に住む浜本さん。横浜で開催される野球とソフトボールのチケットが当選した。

名古屋在住、浜本達也さん「(家族全員)野球が好きなので、非常に楽しみ」

妻と2人の息子の家族4人で、チケット代はあわせておよそ15万円。これだけでもかなりの出費だが、頭を悩ませたのがホテル代。

浜本達也さん「けっこういたい金額になりました」

少しでも費用を浮かせようと、ツインより1万円安いダブルの部屋を20代の息子2人に勧めたが…。

浜本達也さん「(息子2人は)『ダブルはありえん』『さすがに1つのベッドでは寝ない』」

宿泊代だけで15万円となったものの、予約ができてほっとしているという。

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国立競技場の近くのホテル。部屋からは国立競技場が一望できる。予約の状況はというと…。

日本青年館ホテル、三田村成之総支配人「申し訳ございません。全て埋まっているような状況」

宿泊付きの観戦ツアーの売れ行きも好調。

JTB、桐山智光さん「一番高いプランは開会式・閉会式ついたもので450万円」

大会期間中、毎日、競技を観戦できる450万円のツアー。18泊19日のプランで宿泊はスイート。

JTB、桐山智光さん「ありがたいことに大変多くの問い合わせをいただいてます」

都内ではホテルの建設が進んでいるものの、8月に最大で4000室程度、不足する可能性があるとの試算もある。

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こうした中、期待されているのがいわゆる「民泊」。新宿・四谷にある民泊。

部屋のオーナー「ここは2LDKになっている」

間取りは2LDKで、およそ60平米。2部屋ある寝室には、ダブルベッドが2台ずつ置かれている。主要な観光地に近い立地の良さが売りだというこちらの民泊。建物は築40年だが、去年、リノベーション。最大で12人まで泊まることができ、通常は1部屋1泊1万円から2万円程度だが…。

部屋のオーナー「(Q大会期間中の値段は?)今は(1部屋1泊)12万円。私もちょっと12万円は高いと思ってるんですけど、周りの民泊との兼ね合いをみて設定しているので、たぶんどこも同じような金額になっている」

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東京からおよそ200キロ離れた長野県でも、オリンピックに期待する声がある。上田市の温泉街にあるホテル。天然温泉を大浴場や露天風呂で楽しめる。

旅宿 上松や・倉沢晴之介社長「東京からも2時間圏内で来られる場所なので、この辺りは温泉・自然があるので、オリンピックに行きながらいろんなことを体験できるのでは」

宿泊客獲得に向け、従業員への英語教育や客室の改装なども行っていくという。

開催まで半年に迫った東京オリンピック。宿泊客を取り込もうとする動きが続けられている。