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都内で初の“新型肺炎” マスクや手洗いを

2020年1月24日 10:25

東京都内に滞在中の40代の中国籍の男性が、中国・武漢で発生した新型コロナウイルスに感染していたことがわかった。都内で感染が確認されたのは初めて。

加藤厚労相「本日未明、我が国において2例目の患者が報告をされました。武漢市からの旅行者であり、入院中ではあるものの、症状が落ち着いていると承知をしております」

厚生労働省によると、今月19日に中国の武漢市から旅行で日本を訪れていた40代の中国籍の男性は、都内のホテルに宿泊し、20日に医療機関を受診した。発熱の症状などが続いていたため22日に改めて受診し、現在は、都内の病院に入院している。国立感染症研究所で男性の検体を検査したところ、24日未明、新型コロナウイルスであることが確認されたという。

男性は、来日後は一人でほぼホテルの部屋にいて、移動の際はマスクを着用していたという。また、男性は、武漢では海鮮市場に立ち寄っていないと話しているという。

日本国内で感染が確認されたのは2例目で、都内では初めて。厚労省は、過剰に心配せず、マスクの着用や手洗いの徹底など通常の対策をするよう呼びかけている。