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中国副首相が訪米 米が「為替操作国」解除

2020年1月14日 10:36

アメリカとの貿易交渉をめぐる第1段階の合意文書に署名するため、中国の劉鶴副首相がワシントンに到着した。こうした中、アメリカは中国を「為替操作国」の認定から外したと発表した。

第1段階の合意文書への署名は、今月15日、ホワイトハウスでトランプ大統領や劉鶴副首相らが出席して行われる。今回の合意には、中国によるアメリカ産の農産品の輸入拡大や、知的財産権の保護の問題などが盛り込まれる見通し。

また、アメリカメディアによると大統領は署名式にアメリカ側の関係者ら200人以上を招待。大統領選に向け、アピールするものとみられる。

こうした中、アメリカ財務省は中国を「為替操作国」の認定から外したと発表した。去年8月、中国が意図的に通貨を安く誘導しているとして認定に踏み切ったものだが、財務省は、第1段階の合意によって、「中国が競争的な切り下げを控えることを確約した」などと評価している。