×

「大発会」大きく値を下げ…波乱の幕開け

2020年1月6日 12:03

東京証券取引所では1年の取引初日である「大発会」を迎え、2020年の取引が始まった。

東京証券取引所では、恒例の大発会のセレモニーが行われ、晴れ着姿の女性たちで華やかな雰囲気に包まれている。しかし、株価は大きく値を下げ波乱の幕開けとなった。

取引前には、麻生財務相らが株式市場の活況を願って鐘を打ち鳴らした。しかし、6日は取引開始からほぼ全面安となり、日経平均株価は500円以上値下がりした。

緊迫する中東情勢を背景に先週末のNY市場で、ダウ平均株価が大きく値を下げたことなどが要因。去年は米中貿易協議に振り回された日本の株式市場だが、今年はアメリカ大統領選もあることから依然としてアメリカの動きをにらんでの展開となりそうだ。

そして今年は東京オリンピック・パラリンピックが開かれる。アスリートたちを招いての「ニューイヤーセレモニー」が行われた。

日本にとって特別となる今年の干支(えと)はねずみ年。株式市場では「繁栄の年」と言われていている。ある市場関係者は海外情勢に不安はあるもののしっかりとした企業業績を背景に上昇基調はまだ続くのではと期待を寄せている。