ゴーン被告が出国 どうなる?今後の展開は
日本を出国したと報じられた日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン被告は現在、中東のレバノンにいるという。保釈の条件を守らずに「無断出国」したゴーン被告に対し、東京地検は今後、保釈の取り消しを求めるものとみられる。
弘中惇一郎弁護士「こちらの方も寝耳に水といいますか、びっくりしているし当惑していると」
ゴーン被告の弁護団の弘中弁護士は「パスポートは弁護団が管理しており、出国の方法に心当たりはない。弁護団は関与していない」と話した。
ゴーン被告の保釈には海外渡航を禁止するなどの条件がつけられており、今回の出国はこの条件に違反している。東京地検は、今後、保釈の取り消しを東京地裁に求めるものとみられる。
保釈の取り消しが認められれば、ゴーン被告が納付した保釈金計15億円は、没収されることになる。
今後は、外交ルートを通じて日本に戻るよう求めるものとみられるが、実現には難航が予想される。