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「眠れない…」小学生、初めての避難所体験

2019年12月25日 12:45
「眠れない…」小学生、初めての避難所体験

東京・品川区にある戸越小学校。PTAが声をかけ集まったのは、小学1年生から6年生までの希望者約80人。災害時の避難生活を、1泊2日で体験します。

携帯電話が使えなくても、つながる公衆電話。しかし、はじめて使う子もいます。受話器を取らずにお金をいれたので、かけることができません。

指導員(ボランティア)「お金が出てきちゃった」

女子小学生「じゃあ先だ」

スマホ世代の小学生。使い方がわかりません。

指導員(ボランティア)「お家の電話番号とか覚えてる?」

男子小学生「覚えてない」

夕食は、非常食。水を入れてご飯を戻すアルファ化米に、レトルトカレーをかけますが…。

男子小学生「下のほう冷たいです」

非常時は普段の食事とは違うことを体感しました。

5・6年生は体育館に宿泊。1人1枚段ボール。アルミの保温シートも配られましたが、枕や布団はありません。開催したのは10月。日中は23度あった気温も、夜は17度。シートを動かすたびに、すれる音が響きます。

小学生「ここじゃ眠れません!」

翌朝、午前6時。起床。

男子小学生「あんまり寝られなかった」

男子小学生「すんごい寒くて、これ(上着)かけようとしたけど、小さいし、枕にしたいから、これ(保温シート)をかけて我慢した」

初めての避難所体験。多くの学びがありました。

女子小学生「(防災のことを)これから考えるようにして、準備とか早めにしといて、そういうこと(災害)が起きた時にすぐにお家でられるようにしたいと思いました」

【the SOCIAL viewより】