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COP25小泉環境相の演説に批判 なぜ?

2019年12月20日 5:18

先週、スペインで開かれた地球温暖化対策を議論するCOP25で、小泉環境相の演説に、各国から次々と厳しい批判の声が上がった。その背景について、19日夜の深層NEWSで専門家が議論した。

国際環境経済研究所・竹内純子理事「世界一の排出国である中国なども批判の対象ではあるんですけど、中国などを本気で批判すると、アメリカも抜けてしまったパリ協定の仕組みから、中国まで抜けてしまったらほんとにイヤだというマインドは、みなさん、なんとなく持っていることもあって、批判しやすい国を批判するということは間違いないなと」

東京大学・山本良一名誉教授「日本に対する期待が大きい分だけ、9月の国連のサミットと気候行動サミットと今回のCOP25での日本の発信が世界をうならせるものになってないということ。石炭火力を今後も維持しますと大きく言ってしまうと、世界の大多数の方には日本はどうすんだということになると思うんですよね」

一方、WWFジャパンの池原庸介さんは「日本が有効な温暖化対策として、石炭火力発電を世界に広めようとしていることが、諸外国からはまずいとみられている」と指摘した。