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リニア難航 JR東海社長「大変気がかり」

2019年12月11日 16:42
リニア難航 JR東海社長「大変気がかり」

リニア中央新幹線の静岡県内の工事の許可をめぐる静岡県とJR東海との間の協議が難航している問題で、JR東海の金子社長は「トンネル工事に着手できないのは大変気がかり」と語った。

リニア中央新幹線は東京と名古屋の間で、2027年の開業を目指し、トンネルや駅などの工事が沿線の各地で進められているが、およそ10.7キロのトンネルの建設が予定されている静岡県が環境への影響への懸念を示すなど、JR東海との間で協議が難航し、着工の見通しが立っていない。

JR東海の金子社長は11日の会見で、沿線の各地で工事が進捗(しんちょく)しているとした上で、「静岡工区のトンネル掘削工事に着手できていないのは大変気がかりだ」と語った。