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世界が注目 ウイグル弾圧実態は?議論

2019年12月6日 15:40

中国の新疆ウイグル自治区で中国当局がイスラム教徒へ弾圧を行っているとの国際的な非難が高まるなか、現地の家族と連絡がつかなくなったという在日ウイグルの男性が深層NEWSに生出演し、人権侵害の実態を訴えた。

在日ウイグルのアフメット・レテプ理事はウイグル族、数百万人が中国当局に強制収容され、多くの人が亡くなっていると訴えた。

日本ウイグル協会 アフメット・レテプ理事「忘れてはいけないのは(“収容所”で)たくさんの人が死んでいる。“収容所”から遺体で帰ってくる人たちもたくさんでている。ある日突然連行されて理由もなく、外部との接触を一切断ちきって家族すら、自分の家族がどこでどういう教育を受けているかわからない」

中国社会科学院 凌星光教授「(ここでは)まず中国語を勉強する。2つめは、法律の教育。国の法律を知らないから公民として国の法律を知ってもらう。3つめに職業訓練。3段階で過激派の思想を除いていく」

一方、中国社会科学院教授の凌星光教授は制約はあるかもしれないが過去“収容所”ではなく“職業再訓練のセンター”だと説明。改善すべきところもあるとしつつ、テロ防止に効果が出てきていると主張した。

日本ウイグル協会 アフメット・レテプ理事「私のお父さんは70歳超えています。私たちを自分の力で農家をやって育ててきた、職業も何もいらない。70年間かけた農業のプロなんです。自分のちゃんとした職業も持っています。畑も持っています。仕事も持っています。あと何年という人生で、ここで中国語を学ぶ、忠誠を誓わされる。いま3年経(た)っているが、この後、何年経つかわからない。そこで人生が終わってしまうかもしれない」