郵便局の元局員の不正が相次いでいるにもかかわらず、日本郵便が速やかに公表しなかったことについて高市総務相は「隠ぺいしてきた」と批判し、改善を強く求めた。

東京都内の郵便局で、元局員が処分すべき切手を金券ショップで換金していた事案について、高市総務相は、速やかに公表しなかった日本郵便の姿勢を問題視し、今年１０月、行政指導をしていた。

ところが、都内の別の郵便局でも切手の不正な換金が行われていたのに、日本郵便が公表していなかったことが今月、発覚した。

これについて、高市総務相は「強い言葉で言うと『隠ぺいしてきた』と私は受け取った」と述べた。

日本郵便は、新たな不正について報道機関にファクスを送り、発表していたが、高市総務相は「この点も失望している。日本郵便の社長本人が記者会見し、しっかり謝罪すべきだった」と対応を批判した。