来年のアメリカ大統領選に向けた野党・民主党の指名争いで、当初、有望視されていたハリス上院議員が３日、資金不足のため選挙戦から撤退すると発表した。

ジャマイカとインドからの移民の両親を持つハリス上院議員は、民主党で唯一の黒人女性候補として選挙戦を戦ってきたが３日、自身のツイッターで撤退を発表した。

撤退の理由については「選挙戦を続ける資金がない」と説明している。ハリス候補は一時、支持率２位に浮上するなど有力候補の１人だったが、このところ低迷が続いていた。

ハリス候補の撤退後も、民主党の指名争いは候補者１５人が残る乱立状態で混戦が続いている。