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北の担当次官“Xマスプレゼントは米次第”

2019年12月3日 15:34

北朝鮮外務省のアメリカ担当次官は3日、談話を発表し、「クリスマスのプレゼントに何を選ぶかはアメリカの決心しだいだ」と牽(けん)制した。

談話は3日、北朝鮮の国営メディアを通じて、外務省のアメリカ担当、リ・テソン次官の名前で発表された。

リ次官は非核化交渉について「アメリカに示した年末までの期限が日一日と迫っている」と主張し、「アメリカが自らに必要な時間稼ぎに執着している」と批判した。その上で、「迫るクリスマスのプレゼントに何を選ぶかはアメリカの決心しだいだ」と述べ、経済制裁の解除などに応じないアメリカ側の対応を牽制した。

北朝鮮は2年前、アメリカの独立記念日に合わせ「贈り物」と称してICBM(=大陸間弾道ミサイル)を発射していて、「プレゼント」という表現はICBM発射や核実験の再開を示唆した可能性もある。