乾燥しているこの時期に、紙をめくる際、指をペロリとなめてしまう行為。ついついやってしまう人も少なくないと思うが、タクシー会社が先日、「指なめ禁止」の発表し大きな反響があった。また、「指なめ」の他にも、無意識のうちに他人を不快に思わせてしまう行為はいろいろあるという。私たちが気をつけるべきこととは？

神奈川県横浜市のタクシー会社。２２日から始まったあるルールが話題となっている。それは、ペロリとなめた指で紙をめくることの禁止。通達は、タクシー会社のツイッターにも投稿され、インターネットでも話題に。６万件以上の反応があった。

～「指なめ禁止」ネットの声～

「是非うちの会社でも！！」
「全人類禁止にしてほしい」
「そんなことよりトイレ後の手洗いを義務付けてほしい」

生活の中で、無意識に不快感を与えてしまうこうした行為は他にも。私たちはどう気をつければいいのだろうか？

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街で紙をめくる際、どうしているのか見せてもらった。

「こう（指なめ）やりたいんだけどやりません」「（Ｑやりたくなる気持ちは？）ある。でもテレビ映るんで」

こちらの女性は家などで指ペロリをしてしまうという。

「手が乾いちゃうんでやっちゃいます」

若者からは…。

「（学校で）テスト返すときに１枚１枚つけてくる人はいたけど、なんか（手に）つければいいのになって」

「ずーっとこうやってたら手汗出てくるからそれで頑張ってほしい」

タクシー会社では、いったいなぜ禁止にしたのだろうか。社長のある体験が関係しているという。

三和交通広報・和田茉璃奈さん「きっかけとしましては、弊社の代表の吉川の方がコンビニのセルフレジを利用した際に袋をめくれなくて指なめをしようかしまいか葛藤した末に、やってはいけないと考えが出てきて」

タクシードライバーに指なめ行為があったなどの、報告はなかったが、オフィスで年配の役員らに時折、なめる様子がみられたという。そのためタクシーは接客業でもあることから禁止を通達したという。

指ペロリをめぐってはこんなところでも対策が。岩手県立図書館では、多くの人が利用する新聞のコーナーに注意を呼びかけるポップを設置。ツバをつけると、長期保管する新聞紙を傷めてしまうことがあるという。

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いつの間にか他人に不快感を与えてしまう、指なめ行為。街で話を聞くと、他にも不快に思う行為がいろいろあった。

「公共の場での大きなくしゃみとか」
「道路に（ツバを）ペッとする人とか、あとはガム（を吐く）とか」
「ハンカチ貸してって言われるのがイヤ。イヤじゃない？」「借りる側です」

こちらの女性は家のベッドで友人が…。

「外から帰ってきて、お風呂とかに入らずにそのまま乗られるとうわって思う」

また使っていた箸を逆さに持ち替え、手が触れた部分で料理を取り分けることや、他人が三角折りにしたトイレットペーパーを使用することを不快に思う人もいるという。

では、無意識のうちに他人を不快な思いにさせないためには、どうすればいいのだろうか。

日本サービスマナー協会マナー講師・上田由佳子さん「まず自分の癖を知ること。指なめもそうですし、悪いと思っておらず、してしまっている。まずは自分の癖を知ることが大切なのではないでしょうか」

家族や仲のいい友人とお互いの癖を指摘し合うことが大切だという。