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“首相・官邸幹部推薦枠”事実上認める

2019年11月29日 21:52
“首相・官邸幹部推薦枠”事実上認める

首相主催の「桜を見る会」をめぐり、野党側がマルチ商法で行政指導を受けた「ジャパンライフ」元会長について、首相ら官邸幹部からの推薦者だったのではと指摘していた問題で、政府側はこれを事実上、認めた。

立憲民主党など野党は、ジャパンライフの元会長に送られた受付票に「60」の通し番号が書かれていたと指摘。共産党が内閣府から提出を受けたとする資料では、通し番号「60」は首相や官房長官からの推薦者を示しているとして政府に確認を求めていた。

これについて内閣府は国会で、共産党が持つ資料は内閣府のものと認めた上で、通し番号は「発送を効率的に行うために付している」と述べ、首相らの推薦者であることを否定しなかった。事実上、首相や官房長官からの推薦枠であると認めたもの。

立憲民主党・安住国対委員長「ジャパンライフの会長(の受付票)に『60』と書いてありましたけど、総理・官房長官枠ということになると思います」

一方、菅官房長官は会見で、安倍首相や菅長官自身が元会長を推薦したのかと問われ、「それは分からない」と答えた。また首相・官房長官の推薦枠には、「自民党関係者の推薦も含まれている」と述べた。