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野党側が追及「60番は首相・官房長官枠」

2019年11月29日 18:23
野党側が追及「60番は首相・官房長官枠」

首相主催の「桜を見る会」をめぐり、マルチ商法で行政指導を受けた「ジャパンライフ」元会長に政府が送ったと野党が指摘する受付票の通し番号「60番」について、自民党は首相らの推薦枠を示すものだと事実上認めた。

野党側は政府の説明が不十分だとして、29日朝から国会審議を欠席していたが、この与党側の説明を受けて、審議に復帰した。

立憲民主党など野党はジャパンライフの元会長に送られた受付票の「60」の通し番号が首相枠を示すものだと主張し、政府がこれを認めなかったため、29日朝から国会審議を欠席していた。

ところが正午前に行われた与野党国対委員長会談で、自民党の森山国対委員長は、通し番号60番が首相・官房長官の推薦枠であることを、事実上、認めた。

立憲民主党の安住国対委員長は「一応の答えを得た」として、野党は午後からの国会審議に復帰した。

立憲民主党・安住国対委員長「ジャパンライフの会長(の受付票)に『60』と書いてありましたけど、首相・官房長官枠ということになると思います。どういう経緯で(招待状を)出したのか、ここを聞かないといけないということだと思います」

一方、菅官房長官は会見で、安倍首相や菅長官が元会長を推薦したのかと問われたのに対し、「それは分からない」とした上で、首相・官房長官の推薦枠には、「自民党関係者の推薦も含まれている」と述べた。